

経費精算が「ラクにならない」「締め日に毎回荒れる」会社の多くは、原因がはっきりしています。
それは、証憑(領収書・請求書)が集まらない/探せないことです。
入力や承認を整えても、証憑が揃わなければ差し戻しが発生し、確認が増え、最後は人が探して回ることになります。
この記事では、証憑回収が崩れる原因を7パターンに分けて、最小の仕組みで回る状態に戻す手順を整理します。
この記事で分かること
証憑回収を整えるとき、最初に決めるべきは「厳しさ」ではありません。
重要なのは、締め日に止まらない流れを作ることです。
回収が崩れると起きること
だから、ルールはまず「現場が守れる最小」から始めるのが正解です。
ルールを強くするのは、回る状態ができてからで十分間に合います。
メール、紙、チャット、共有フォルダなど、提出先が複数あると必ず漏れます。
現場は忙しいので「迷ったら後回し」になり、締め日に積み上がります。
対策(最小)
「月末までに」だけだと、実質的に締め日に集まります。
提出タイミングが曖昧なほど、経理側の催促が増えます。
対策(最小)
証憑不備があるたびに、その場で判断していると運用が崩れます。
特に、但し書き・金額・日付・宛名あたりは揉めやすいポイントです。
対策(最小)
領収書、請求書、レシート、交通系、オンライン購入など、証憑の種類が増えるほど現場は迷います。
迷いが増えるほど提出が遅れます。
対策(最小)
外出が多い現場ほど、証憑をその場で処理できないと溜まります。
溜まった証憑は、締め日にまとめて出され、不備も増えます。
対策(最小)
運用を壊すのは例外です。
例外を“その都度判断”にすると、締め日に止まり、経理の負担が爆増します。
対策(最小)
証憑を集めても、後で探せないと監査・確認で詰まります。
これは保存の問題ではなく、検索の軸が揃っていないことが原因です。
対策(最小)
ここまでの内容を、すぐ運用に落とすために、最小ルールをテンプレ化します。
このまま社内ルールの叩き台として使えます。
証憑回収ルール(最小テンプレ)
運用上のコツ
ルールを厳しくするのは後でいいです。最初は提出が遅れないことを優先し、初回締めで詰まった点だけ補強する方が早く安定します。
証憑回収は、全部を一気に直そうとすると現場が疲れます。
締め日がラクになる順番は次の通りです。
証憑回収は、経費精算の中でも最も効果が出やすい改善ポイントです。
提出先・期限・例外の3点を整えるだけで、締め日が一気にラクになります。
原因7パターン(おさらい)
まずは1つだけでも手を入れると、運用が前に進みます。
次は、立替削減に繋がる「法人カード/仮払い」領域へ進めると、精算件数自体を減らせます。