旅費規程がない会社の出張精算:最低限これだけ決める

旅費規程がない会社の出張精算:最低限これだけ決める

旅費規程がないと、日当・宿泊費・交通費の扱いが人によって変わって揉めやすくなります。最小限の決め方(上限・例外・精算ルール)を、現場が運用しやすい順番で整理します。

旅費規程がない会社の出張精算:最低限これだけ決める

旅費規程がないと、出張のたびに“その場判断”が増えます
「宿泊はいくらまで?」「日当って必要?」「新幹線は自由席?指定席?」
決めてないと、精算で揉めるだけじゃなく、承認側の判断も毎回バラバラになります。
ただ、最初から分厚い規程を作る必要はなくて、最低限の“線引き”だけ先に決める方が運用しやすいです。

旅費規程がないと起きやすい“3つの揉め”

旅費の揉めは、だいたい「上限」「例外」「証憑」のどれかが曖昧な時に起きます。
  1. 宿泊費:エリアや時期で価格が変動し、判断が割れる
  2. 交通:指定席・グリーン・タクシーなど“どこまでOK?”が割れる
  3. 食事(日当):出す/出さない、支給条件が曖昧で不公平感が出る

細かく決めすぎると運用が重くなる理由

逆効果①:例外が増えて読む人が減る
規程を細かくしすぎると「自分のケースはどれ?」になって、結局その場判断に戻りやすいです。
最初は頻出だけ決めた方が、運用が整いやすいです。
逆効果②:申請が面倒になって後回しが増える
出張はただでさえ忙しいです。申請が重いほど、締め前にまとめ出しが増えて、不備や差し戻しが増えやすいです。

結論:決めるのは5項目で十分

結論:最初に決めるのは5項目で十分です。
①宿泊費上限/②交通の範囲(席種など)/③タクシーの条件/④日当の有無と条件/⑤例外の出口(追加承認)
この順番で決めるとラクです
  1. 宿泊費の上限(地域差があるなら地域別にざっくり)
  2. 交通の基本(新幹線:指定席OKなど)
  3. タクシーOK条件(終電後・機材・緊急など)
  4. 日当(出す/出さない、出すなら条件はシンプルに)
  5. 例外の出口(上限超えは追加承認で通す等)
出張が多い会社は、証憑と承認の流れもセットで整えると早いです
旅費規程は作っただけだと、現場に浸透しにくいです。申請・証憑・承認まで一緒に揃えると、運用が安定しやすいです。
出張精算も含めて整える方法を見る

旅費規程ミニテンプレ(表)

項目 決め方(例) 補足
宿泊費上限 地域別に上限(例:首都圏/地方で2段階) 繁忙期は例外(追加承認)を用意
交通(席種) 新幹線は指定席OK、飛行機はエコノミー 長距離のみ例外OKなど、条件をシンプルに
タクシー 終電後/早朝/緊急対応/機材搬入はOK 理由1行テンプレを用意
日当 出す/出さないを明確化 出すなら「宿泊ありのみ」などに絞る
例外の出口 上限超えは追加承認で通す 出口がないと裏ルールが増える
大事なのは完璧さより、現場が迷わない線引きを先に作ることです。

今日やること(Step1〜3)

Step1:出張精算で揉めた例を3つだけ集める
宿泊費/タクシー/席種。頻出を拾うだけで十分です。
Step2:上限と例外(追加承認)をセットで決める
上限だけだと止まりやすいので、出口が重要です。
Step3:理由メモを1行テンプレにする
長文より、短く揃えた方が承認が速くなります。

質問と回答

Q. 日当は必ず必要ですか?
A. 必ずではありません。日当を出さない運用もあります。大事なのは「出す/出さない」と「条件」を明確にして、不公平感が出ないようにすることです。
Q. 上限を超える宿が必要な時は?
A. だからこそ追加承認の出口が必要です。上限を超える理由が説明できれば通る形にしておくと、現場が止まりにくいです。
最後に:旅費規程は“薄く作って、運用しながら育てる”が現実的
まずは5項目で線引きを作って、頻出の例外から足す方が整います。
出張精算も含めて整える方法を見る

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