OCRって、便利なんだけど「地味な誤読」で足を引っ張ります
店名が変、日付がズレる、金額が1桁違う。
これ、毎回経理が直す運用だと処理が遅くなります。
でも逆に、現場に全部直させると「面倒」で提出が遅れます。
だからこそ、直す場所を限定して、現場が直せる形にするのが近道です。
OCRミスで止まる会社の特徴
OCRが止めるのは、誤読そのものより誤読が“どこで修正されるか”が曖昧な時です。
- 申請者:OCRが勝手に入れた数字を信じて提出
- 承認者:違和感があるが、何を基準に直すべきか分からない
- 経理:結局、後ろで修正(でも本人は学べない)
精度を追いすぎると失敗する理由
失敗①:全部の項目を正確にさせようとする
直す項目が多いほど、申請が重くなって後回しが増えます。
OCRの良さ(入力が軽い)を自分で消してしまいやすいです。
失敗②:経理が全部直す運用にする
経理側に仕事が寄ります。しかも締め前ほど増えます。
直す場所を決めずに運用すると、いつまでも楽になりません。
結論:直すのは「3項目」だけでいい
結論:現場が直すのは、まず3項目に絞ると運用が安定します。
日付/金額/用途(1行)
店名など細かい所は“必要な時だけ”で十分なことが多いです。
なぜ3項目?
- 承認の判断に直結する(いつ・いくら・何に)
- 誤読で事故りやすい(桁違い・日付ズレが致命的)
- 短時間で直せる(現場負担が増えにくい)
中盤の近道:OCRの誤読が多いなら、証憑の撮り方とセットで整えると効きます
写真が反射している・斜め・欠けていると、OCRは当たりにくいです。
撮影ルール+修正ルールを揃えると、差し戻しが減りやすいです。
OCRが安定しやすい整え方を見る
ミスが多い箇所と対処(表)
| 誤読しやすい所 |
よくある誤読 |
現場が直す範囲 |
運用の工夫 |
| 金額 |
0が1桁増減、税込/税抜の取り違え |
必ず確認して修正 |
金額は“目視チェック必須”をルール化 |
| 日付 |
発行日と利用日の誤認、年のズレ |
必ず修正 |
日付の位置(上/下)を意識して撮影 |
| 店名 |
略称・決済会社名で出る |
必要な時だけ |
不安な支出だけ用途メモを厚めに |
| 税区分 |
課税/非課税の取り違え |
迷うものは選択肢を絞る |
証憑の種類ごとに入力の型を決める |
“全部正しく”より、事故る所だけ確実にが現実的です。
今日やること(Step1〜3)
Step1:差し戻しになったOCR誤読を10件だけ集める
金額・日付・税区分、どれが多いかで最初の手が決まります。
Step2:現場が直すのは「日付・金額・用途1行」に絞る
直す範囲が増えるほど、提出が遅れやすいです。
Step3:撮影ルール(反射・斜め・欠け)を1枚で共有
写真が整うと、OCRも当たりやすくなります。
質問と回答
Q. 店名の誤読が多いけど直すべき?
A. 店名は“判断に必要な時だけ”で十分なことが多いです。用途メモがしっかりしていれば、店名が多少ズレても通りやすくなります。
Q. 現場が直してくれない気がします
A. 直す項目が多いと続きません。だから3項目に絞って、短時間で終わる形にするのがコツです。
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