小口現金と立替、混ぜると事故る:使い分けの判断基準

小口現金と立替、混ぜると事故る:使い分けの判断基準

小口現金と立替精算を混ぜると、二重計上・残高不明・領収書迷子が起きやすくなります。どちらを使うべきかの判断基準と、混ぜないための運用ルールを整理します。

小口現金と立替、混ぜると事故る:使い分けの判断基準

小口現金と立替、いったん混ざると「どこに何がある?」になります
現場は「早く払いたい」、管理側は「あとで説明したい」。
その間で、小口現金と立替が混在すると、残高が合わない・領収書が迷う・二重計上が起きやすいです。
ここは、仕組みより先に使い分けの判断基準を決めると一気に整います。

混ざると起きやすい3つの事故

混ざる一番の問題は、支出の出口が増えて追えなくなることです。
  1. 二重計上:同じ領収書が小口でも立替でも処理される
  2. 残高不明:小口の現金が“誰の手元にいくら”か見えない
  3. 領収書迷子:精算ルートが複数で、証憑が分散する

「小口を増やす」で失敗する理由

失敗①:小口が増えるほど、残高管理が重くなる
小口は「早く払える」の代わりに、残高管理が必須です。
増えるほど、合わない時の確認が大変になります。
失敗②:小口と立替の境目が曖昧になる
「近いから小口で」「急いだから立替で」みたいに、その場判断が増えると混ざります。
結局、締め前に「これどっち?」が増えます。

結論:判断基準は2軸で十分

結論:使い分けは、まず2軸で十分です。
支出の頻度(よくある/たまに)
証憑の揃えやすさ(揃う/揃いにくい)
この2軸で、どちらに寄せるか決めると混ざりにくいです。
中盤の近道:立替を減らしたい人へ
立替が多い会社は、法人カードや立替の仕組みまで含めて整理すると、現場のストレスが減ります。
立替が減る整え方(ランキング・比較)を見る

使い分け表(そのまま社内ルールに)

支出の例 おすすめの出口 理由 混ざらない工夫
少額・頻出(消耗品、日用品) 小口(限定) その場で必要、頻度が高い 上限を決める(例:1回◯円まで)
交通費・出先の支出 立替(標準) 履歴/証憑で説明しやすい 用途メモ1行テンプレを固定
高額・目立つ支出 立替(承認厚め) 確認が必要、残高管理が重い 事前承認 or 追加承認の出口
緊急で現金が必要 小口(例外) 即時性が必要 例外理由の記入+後日精算
「小口=便利」ではなく、小口は範囲を狭くすると混ざりにくいです。

今日やること(Step1〜3)

Step1:小口で払っている支出を10件だけ書き出す
頻出か、証憑が揃うか、を見ます。
Step2:小口の範囲を狭くする(上限・例外)
小口の範囲が広いほど、残高管理が難しくなります。
Step3:立替は用途メモの型で揃える
同じ支出が同じ形で出るほど、確認が速くなります。

質問と回答

Q. 小口をゼロにできますか?
A. 会社の業務次第ですが、減らすことは可能です。小口が必要な場面だけ残して、普段は立替やカードに寄せると整いやすいです。
Q. 小口と立替の両方が必要な時は?
A. その場合は「小口の範囲を狭くする」のがコツです。上限と例外を決めて、混ざりにくくします。
最後に:混ぜないコツは“出口を増やさない”こと
小口は限定、立替は型で揃える。これだけでも事故が減りやすいです。
立替やカードも含めて整える方法を見る

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