仮払いの残金はどう処理?返金・相殺で揉めないルール

仮払いの残金はどう処理?返金・相殺で揉めないルール

仮払いの残金処理で揉める原因は「返金の出口がない」「相殺の基準が曖昧」になりがちなこと。返金・相殺・翌月繰越の使い分けと、現場が迷わない運用ルールを整理します。

仮払いの残金はどう処理?返金・相殺で揉めないルール

仮払いって、終わったあとが一番ややこしいです
「残ったお金、どう返す?」「次の出張があるから持ってていい?」「経費と相殺していい?」
ここが曖昧だと、現場も経理も毎回“確認の往復”になります。
でも、仮払いの残金は出口を3つに分けるだけで、かなり揉めにくくなります。

残金で揉める会社に共通すること

残金で揉める会社は、残金そのものより「誰が」「いつまでに」「どの方法で」が決まっていません。
ここが決まると、現場は迷わなくなります。
よくある“揉めの種”
  • 返金の方法が人によって違う(振込?現金?持参?)
  • 残金が少額の時、処理が後回しになる
  • 次の予定がある人が「そのまま持ってる」状態になる
  • 相殺の基準がない(何と相殺していいのか曖昧)

「返金ルールだけ」だと荒れやすい理由

理由①:少額の返金が“面倒”になりやすい
残金が数百円〜数千円だと「また今度でいいか」が出やすいです。
ここを放置すると、いつの仮払いか分からなくなって、確認コストが増えます。
理由②:「次の出張がある」が免罪符になる
次がある人ほど、残金を持ったままになりがちです。
すると、管理側は「手元の現金」が把握できず、運用が不安定になります。

結論:出口は3つ(返金・相殺・繰越)

結論:残金処理は、出口を3つに分けると揉めにくいです。
①返金(原則)/②相殺(条件付き)/③繰越(期限付き)
出口の考え方(ざっくり)
  • 返金:原則。残金が出たら戻す(迷いを減らす)
  • 相殺:同じ人・同じ締め内など、条件を限定してOKにする
  • 繰越:次回が確定している場合のみ、期限付きで認める
迷いが続くなら、仕組み側で“出口”を作ると早いです
仮払いは件数が増えるほど、手作業の確認が増えます。申請・承認・精算の流れまで揃えると、残金の行方が見えやすくなります。
仮払いも含めて整える方法を見る

パターン別:迷わない処理ルール(表)

状況 処理の基本 条件(これが揃えばOK) 備考
残金が出た(通常) 返金 精算提出と同時に返金(現金/振込など) 原則を1つに寄せると迷いが減る
少額の残金 相殺 or 返金 同月内の精算と相殺(条件限定) 少額こそルールがないと放置されやすい
次の出張が確定している 繰越 期限(例:30日)を付ける 期限がないと持ちっぱなしが起きる
次が未確定 返金 精算完了で必ず戻す 未確定で繰越を認めると管理が難しくなる
相殺・繰越を認めるなら、条件と期限をセットにすると揉めにくいです。

今日やること(Step1〜3)

Step1:出口を3つに分けて、原則を決める
返金を原則にして、相殺・繰越は条件付き。これが一番迷いが減ります。
Step2:相殺OKの条件を1つだけ決める
例:同月内/同一人物/同一プロジェクト。欲張らず1つで十分です。
Step3:繰越は期限を付ける
期限がない繰越は、管理が難しくなりやすいです。

質問と回答

Q. 残金が数百円でも返金させるべき?
A. 原則は返金に寄せると迷いが減ります。どうしても手間が重いなら、相殺OKの条件を決めて出口を作る方が現実的です。
Q. 繰越を認めると不正が心配
A. 心配なら、繰越は「次回が確定している時だけ」+「期限付き」にすると管理しやすいです。出口が見える形なら、運用が安定します。
最後に:残金は“返すかどうか”より“出口が見えるか”
出口が決まると、現場の迷いが減って、提出も早くなります。
仮払い運用も含めて整える方法を見る

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