「立替」と「経費」、同じように使われがちなんですが…混ざると後で困ります
現場では「とりあえず払って、あとで精算」になりがち。
でも言葉が混ざると、誰が払う前提なのかが曖昧になって、法人カード・仮払い・小口現金までごちゃっとしやすいです。
ここでは、違いをスパッと整理して、運用がブレない形にします。
立替精算と経費精算の違い(超ざっくり)
立替精算:個人がいったん支払い → 後で会社が返す(立替金が発生)
経費精算:会社の経費として、証憑と用途を揃えて承認・処理する(支払い手段は複数あり得る)
“違いの芯”はここです
- 立替は個人のお金が先に出る
- 経費精算は会社の経費を説明できる形にする(支払いが個人でも法人でも)
言葉が混ざると起きやすい事故
混ざると起きるのは、だいたい「出口が増えて追えない」です。
そして締め前に、確認が爆増します。
事故①:二重計上(立替でも処理、カードでも処理)
「会社のカードで払ってたのに、本人も申請してた」みたいなパターン。
言葉が混ざると、誰が払ったのかの確認が抜けやすいです。
事故②:返金が遅れて不満が出る
立替が多いのに、申請期限や承認期限が曖昧だと、返金が遅れます。
返金が遅い会社ほど、申請が雑になって差し戻しが増えやすいです(悪循環)。
事故③:小口現金・仮払い・立替が混在する
「急いだから小口」「次もあるから仮払い」「いつもの立替」…その場判断が増えると、残高や証憑が追いにくくなります。
結論:お金の流れで分けると迷わない
結論:言葉で分けるより、お金の流れで分けると迷いません。
「誰が払った?」→「会社が返す必要がある?」→「証憑と用途は揃ってる?」の順番です。
ケース別:どれに当たる?(表)
| ケース |
誰が払った? |
分類 |
注意点 |
| 社員が現金で立て替えた |
個人 |
立替精算 |
返金期限(承認期限)を決めると不満が減る |
| 法人カードで支払った |
会社 |
経費精算(カード支出) |
利用者特定(用途メモ)を固定すると突合が楽 |
| 仮払いを受けて支払った |
会社(前渡し) |
経費精算(仮払精算) |
残金の出口(返金/相殺/繰越)を決める |
| 小口現金で払った |
会社(小口) |
経費精算(小口精算) |
小口の範囲を狭くしないと混ざりやすい |
混ざりやすいのは「その場判断」で出口が増える時。分類が揃うと、二重計上が減りやすいです。
今日から整えるStep1〜3
Step1:「誰が払ったか」を必須にする
立替か、会社払いか。ここが見えると事故が減ります。
Step2:立替は返金の期限(承認期限)を決める
返金が遅いと、提出も雑になりやすいです。
Step3:小口・仮払いの範囲は狭くする
出口を増やさない方が、全体が整いやすいです。
質問と回答
Q. 立替精算と経費精算、結局同じに見えます
A. 似ているのは「申請して承認される」形です。違いはお金の流れ。個人が払って返金が必要なら立替、会社が払っているなら会社払いの精算、と分けると整理しやすいです。
Q. 立替を減らす一番簡単な手は?
A. まずは頻出支出(サブスク、交通、少額備品など)から、会社払いに寄せることです。全部を一気に変えるより、頻出からの方が効果が見えやすいです。
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